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2017年版、プログラマティック広告の未来予想17選:前編

2017年版、プログラマティック広告の未来予想17選:前編

この記事はVe Global UK からの翻訳転載です。The Future of Programmatic Advertising: 17 Predictions for 2017 (2017.8.31)

プログラマティック広告は、運用型広告とも呼ばれ、膨大な量のデータを解析し、最適なタイミングで適切なターゲットへの広告表示を可能にします。テクノロジーの進歩は目覚ましいですが、この先はどのように進化を遂げていくのでしょうか? そこで今回は、分野の専門家に尋ねて得られた知見を元に、「2017年版、プログラマティック広告の未来予想17選:前編」をお届けします。

1. データの共有は新たなるステージへ

Eコマースでは、データを社内だけで利活用することが一般的です。しかし、今後はクロスデバイスやユーザー体験の統計など、消費者行動データを共有して活用していくことがさらに加速していくと考えられています。

多くのビジネス、特に小規模な企業ではユーザープロファイルをつくるための十分なデータを有していません。さらにあまりにも多くのデータを内部化しているため、業界として本当のユーザーのニーズを認識することやユーザー像に到達することが妨げられています。このようなことは時代とも逆行しており、これからはデータを共有し、積極的に利活用していくことがスタンダードになるでしょう。データを共有して利活用することは、広告主、さらにはユーザーにとって、失うことよりもより多くの利益を得ることができます。

2. ますます勢いづくプログラマティック広告

電通が発表した「2016年 日本の広告費」によると、日本の2016年のインターネット広告媒体費は1兆378億円と初めて1兆円を超えました。そのうち運用型広告費は7,383億円、前年比118.6%と、国内でもデータを重要視する広告主が増えていることが伺えます。年々インターネットメディアの勢いはとどまることなく、この先もますますの拡大が見込まれます。

3. 手動から自動へ移り変わる広告入札

プログラマティック広告のこれまでにない成長と広告テクノロジーの進歩により、手動による広告トレードは、自動入札に敵わなくなるだろうと予期されています。 Ashton Media社のコンテンツディレクターであるMark Abayは以下のように指摘しています。

「広告業界の専門家は、2020年までに広告は100%自動入札に移行するだろうと予想しています。」

4. 「プログラマティックテレビ」の登場

従来のテレビ広告での、ターゲット層となる視聴者に向けた広告時間枠を買い、その効果を測定するまでのプロセスは長く手間取ります。対して多くの企業が関心を示している、プログラム化で自動配信可能な「プログラマティックテレビ」であれば、そうした問題が解消されるでしょう。

「プログラマティックテレビ」はこの数年で一般化されると予想されていました。しかしそうならなかった原因は、広告枠の在庫不足です。現在の広告枠在庫は、中央放送局(キー局)のゴールデンタイムにはほとんどなく、地方のケーブル放送局のほうが残っています。今後はそちらが商品化されて流通し始め、徐々に価格が下がることが予想されます。

いまだに多くの企業が従来のテレビ広告をキャンペーン施策のスタンダードに据えていることもあり、利用できる広告枠の在庫が増えることによって、2017年以降「プログラマティックテレビ」はいよいよ普及し始めると予想しています。

5. ますます利便性が高まっていくヘッダー入札

ヘッダー入札では、パブリッシャーは保有する広告枠の在庫を複数のアドエクスチェンジに同時提供し、複数の需要元に同時入札させます。 この、現時点で最も技術的に洗練されたプログラマティック広告は、パブリッシャーにより多くの、より大きな収益をもたらすことから、近年特に人気が高まっていますが、それを実現するには、ユーザビリティや技術面にて非常に複雑な設定を必要とするため、いまだ普及には至っていません。 しかし2017年以降は広告主とパブリッシャーがこのメリットに気づき、問題を克服していくことが予想されます。

Index Exchange社の社長であるAndrew Casale氏はこの件について以下のように述べています。

「ヘッダー入札は、ディスプレイ広告よりも動画広告に大きなインパクトを与えることでしょう。」

6. より精緻になるパーソナライズとターゲティング

「パーソナライズ」という言葉は、ここ数年の内に、どこでも聞かれるようになりました。しかし、ユーザー個人に呼びかけるパーソナライズされたデジタル広告は、今後間違いなく重要になります。これまでにも素晴らしいパーソナライズ広告例がありましたが、その技術とターゲティング精度は2017年以降さらに進化を遂げるだろうと考えます。

また、ユーザーの位置情報、年齢層、時間帯などを用いた効果的なパーソナライズがこれまでよりも当然のように行われると予想しています。 調査結果では、消費者の61%が「パーソナライズされた広告を出している企業に対して好意的である」と回答していますので、この機能はまもなく提供されるでしょう。

7. 「マイクロモーメント」による成功

近年、Eコマースにおいて「マイクロモーメント」は話題のトレンドになっています。モバイル検索で顧客の関心を引くカテゴリーを設置したFiat社や、最寄りの店舗へのルートとレジ待ち時間を調べるキャンペーンを行ったDunkin' Donuts社のように、企業は「マイクロモーメント」に照準をあてています。これらのマイクロモーメントへ発信するのに役立つのは、間違いなくプログラマティック広告です。
これについて、Google Media LabのJoshua Spanier氏は指摘しています。

「プログラマティック広告は、無駄なコストをかけずにマイクロモーメントを制するカギとなるでしょう。」

8. アドテク業界の常識をくつがえすイノベーション

Uber社は交通ネットワーク企業に革命を起こしJust-Eatはフードデリバリー業の常識をくつがえしました。
デジタル広告においても革命的な変化があるだろうと予想できます。Web Analytics World社のJon Bussは以下のように述べています。

「アドテク業界において、競争はまだ始まったばかりです。技術の進展と広告予算の増大で、多くの産業で新しい変化を起こしています。そして、新たな発想をもった挑戦者が、日々戦いのリングに上がりつづけしのぎを削っています。」


いかがでしたか。次回後編記事では残り9つのトレンドをご紹介します。

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Posted by Ve Japan