2017年版、プログラマティック広告の未来予想17選:後編

2017年版、プログラマティック広告の未来予想17選:後編

この記事はVe Global UK からの翻訳転載です。The Future of Programmatic Advertising: 17 Predictions for 2017 (2017.8.31)

プログラマティック広告は、運用型広告とも呼ばれ、膨大な量のデータを解析し、最適なタイミングで適切なターゲットへの広告表示を可能にします。テクノロジーの進歩は目覚ましいですが、この先はどのように進化を遂げていくのでしょうか? そこで今回は、分野の専門家に尋ねて得られた知見を元に、「2017年版、プログラマティック広告の未来予想17選:後編」をお届けします。前編はこちら

9. アドテクノロジーの進展に追いつく広告クリエイティブ

プログラマティック広告の技術は急速に発展していますが、一方でクリエイティブ技術はどうでしょうか? クリエイティブも、デジタル広告配信の技術に追いついていくだろうとVeのクリエイティブディレクターAdam Hindhaugh氏は考えています。

「プログラマティック広告は消費者のために、カスタマイズされることが必要です。そうすることで、キャンペーンの成果を増やし、受信者を惹きつけるメッセージを届けらるのです。」

10. 普及する「プログラマティック・ストーリー・テリング」

ブランドの世界観を確立し、ユーザを引き込む「ストーリー・テリング」は近年のマーケティングで重要なキーワードとして注目されています。 しかしプログラマティック広告の戦略は、従来のストーリー・テリングの手法にとどまったままです。 VeのPRマネージャーであるGraham McEnroe氏は、プログラマティック広告はストーリー・テリングを次の段階に導く手法が次のようになると予想しています。

「プログラマティック広告は狙いを定めたユーザーに届くプラットフォームを提供しています。現代の消費者は、購入に至るプロセス、経験、全体的なストーリーを期待しています。高いプログラム精度を利用することで、今後より的確なストーリーを届けることができるようになるでしょう。」

11. 伝統的な広告システムに生じるルネサンス

ファッションにトレンドがあるように、広告にもその時代に沿った流行り廃りが存在します。 プログラマティック広告が洗練されていくと予想される一方で、印刷媒体やラジオといった伝統的な広告媒体も、再び新しいビジネスチャンスとして注目されるかもしれません。 

12. より最適化されるモバイル向けのプログラマティック広告

インターネット上の記事では、ここ数年ずっと「今年はモバイル元年だ」と言われ続けてきましたが、2017年以降はいよいよモバイルに最適化されたプログラマティック広告が発展する年になると予想します。 Econsultancy社によると、ヨーロッパの2016年第1四半期のプログラマティック広告トランザクションは、モバイルが71%を占めていました。2015年第4四半期の同数値が59%だったことからも、その増加傾向を伺うことができます。

13. オムニチャネル活用の浸透

チャネルやデバイスが多様化し続けていく環境下において、ユーザはいつでも、どこでも、どのような場合でも一貫した顧客体験を求めています。

「プログラマティック広告は最適なタイミングで最適なコンテンツを消費者に届けることができる効率的な方法です。 多くの企業がプログラマティック広告とオムニチャネル戦略を組み合わせた広告体験を提供しようとしていますが、よりよい成果をもたらすためには、これら二つの要素がより密接に統合されることが必要とされています。」

14. 広告ビューアビリティの改善

広告主が最も気にする点のひとつとして話題にのぼるのが、広告のビューアビリティ(可視性)です。ビューアビリティの目安はおおよそ50 %だと見積もられていますが、今後はその数値も変化していくでしょう。 理想をいえば、プログラマティック広告インプレッションのビューアビリティが100%になることですが、その実現にはもうしばらく時間がかかりそうです。

15. アドブロック問題の頭打ちと減少

これは希望的観測かもしれません、いえ、そうであってほしい、というトピックです。 2016年、アドテク業界で最も注目された話題のひとつがアドブロックです。アドブロックのトピックは、多くの広告主と企業にとって広告出稿を慎重にさせたニュースでした。アドブロックの懸念を払拭する裁量の方法は、良い広告とは何かを模索し、洗練させ続けていくことでしょう。

 「アドブロッキングされるときに「これは関連している、またはしていない」と積極的に伝えましょう。プログラマティック広告の発展を促すためにも、教育し、意見を伝え、学習する、さらにはこれらを継続することが必要です。そうすることによってアドブロッキングは無効となってくるでしょう。」

16. アトリビューションのラストタッチは過去のものに

デジタル広告では、常にラストタッチ、ファーストタッチ、ビュースルーなど広告成果の貢献度を測るアトリビューションの議論がされています。 これまでの主流は、成果直前の接触広告、つまり「ラストタッチ」を重視するという考え方は今後なくなるでしょう。

「広告施策全体の見直しや最適化を図るうえでは、ファーストタッチやビュースルーといった成果発生の途中にある広告貢献度も考慮が必要です。 この考え方はさらに浸透し、長く議論が続けられてきたラストタッチだけを偏重するアトリビューションは今後なくなり、スコアリングや分析、モデル、マネジメントが洗練されて、より広く普及していくことでしょう。」

17. 飛躍するデジタル広告の最適化

かつては耳慣れないEコマース用語であった「プログラマティック」という言葉は、今ではどの産業でも理解されるフレーズとして確立されつつあります。その技術は高性能で十分に発達しているため、2017年にはプログラマティック広告の到達度と適応度は劇的に飛躍するでしょう。

アドブロックや広告在庫の制限、複雑な設定、コスト高など、いまだ解消が必要な課題を多く抱えるアドテク業界において、プログラマティック広告はこれまで以上に重要な要素になっていきます。 すべての消費者とのエンゲージを最大化する必要がありますが、プログラマティック広告はその機会を与えてくれることになるでしょう。


「プログラマティック広告」はこれからも大きな成長を期待できる媒体です。今後注目のキーワードとしておさえていきましょう。

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Posted by Ve Japan